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【2024年最新】顧客管理アプリ(CRM)14選!無料版や選定ポイントなどを徹底解説

訪問営業・外回り営業を行う企業が顧客管理ツールを導入する場合、モバイル端末のアプリケーションに対応した顧客管理アプリの導入がおすすめです。アプリ版の顧客管理ツールを活用することで、営業の効率性が飛躍的に向上します。

今回は2024年版おすすめの顧客管理アプリ14選を無料版・有償版それぞれに分けてご紹介していきます。併せて、顧客管理アプリを導入する際の選び方や注意点なども解説するのでぜひ参考にしてください。

目次

顧客管理アプリ(CRM)とは

顧客管理アプリを操作する営業担当者

顧客管理アプリ(CRM)とは、顧客と長期にわたって、良好な関係を構築・維持するためのアプリケーションを搭載したツールのことです。顧客をデータベース上で一元管理し、見込み顧客の開拓や既存顧客からのリピート購買などの成果に繋げることで、自社の業績を拡大させる顧客を軸にしたマネジメントツールとしても機能します。

一般的な顧客管理アプリには、以下のような機能が実装されています。
・日々増え続ける顧客に関する商談・アカウント情報を管理する機能
・購買ニーズや志向などの定性データを顧客の属性として蓄積する機能
・営業が作った対象顧客との関係性をフェーズ(度合い)で可視化する個別関係管理
・顧客それぞれの購買に関する応対を含めた履歴管理
・顧客ごとの購入/頻度/実績/単価/累積金額を可視化する機能
・取引実績から次期購入見込みや拡大余地を予測する機能
・顧客からの問合せと自社応対の履歴・共有をするための社内SNS/アラート機能
・顧客へのメール配信履歴・電話履歴等の蓄積・管理機能
関連記事>> 営業DXの中でなぜ「CRM」が注目されているの?導入済み企業にしか見えない“秘訣”とは

顧客管理ツールとの違い

顧客管理ツールとの主な違いは、モバイル端末で利用できるかどうかです。顧客管理ツールも顧客管理アプリも搭載されている機能はほぼ同じです。しかし、モバイル端末での利用を想定した顧客管理アプリでは、お客様との商談後、わざわざ事業所に戻り、顧客情報や活動記録の入力をパソコン上で行わずとも、モバイル端末で活動入力ができたり、商談前にモバイル端末でかんたんに顧客情報を閲覧できたりといったメリットがあります。訪問営業や外回り営業の組織を持つ企業は、アプリ版にも対応した顧客管理ツールを導入することで営業の効率性が飛躍的に向上します。

SFAツールとの違い

顧客管理アプリとよく混同されるツールの一つにSFAがあります。いずれも顧客情報を管理するシステムという点では同じですが、 CRMは、顧客管理やカスタマーサポート、販売管理、売上予測の分析など、経営に関する機能を提供します。 そのため、CRMの活用は、営業担当者だけでなく、インサイドセールス部門、カスタマーサクセス(カスタマーサービス)部門やマーケティング部門まで多岐にわたります。一方で、SFAは営業の進捗管理や商談の案件管理、予実管理、見積作成などの機能が搭載されており、営業活動のサポートが中心となります。

CRMとSFAの違いについては下記記事に詳細な情報をまとめています。
関連記事>> CRMとSFAの違いは?機能や役割の違い、選び方を徹底解説!

無料で使えるおすすめの顧客管理アプリ(CRM)3選

顧客管理アプリを操作する訪問営業担当者

1.エクセル

エクセルを使って顧客管理を行うことは可能です。すでに社内でエクセルが使用されている場合、新規にコストをかけることなく顧客管理をスタートさせることができます。これは特に予算に制約がある企業にとって、大きな利点となります。一方で、 Excelは、複数人で同時に更新できないため、顧客情報を入力したいときに入力できない可能性があります。業務効率が低下したり、顧客情報の入力を忘れたりするといったトラブルも起こりやすいです。

また、集計や分析に用いる関数や計算式の知識が必要なため、社員によって入力スピードが異なることもデメリットといえます。スマホからの閲覧や入力も不便で、知りたい顧客情報を素早く抽出することが困難です。
関連記事>> エクセルで顧客管理する方法!6つの便利な機能やデータベースの作り方を解説

2.Notion

Notionは、メモ、タスク管理、ドキュメント管理、データベースなど、さまざまな機能を一元的に使うことができるクラウド型の万能アプリです。 ただし、顧客管理に特化したアプリではないため、顧客情報の集計機能や分析機能は搭載していません。そのため、あくまでも顧客情報の蓄積のみで利用を検討されている場合におすすめです。

3.HubSpot CRM(HubSpot Japan株式会社)

「HubSpot CRM」は、全世界で184,000社以上の企業が利用する無料のCRMツールです。顧客管理や業績レポート作成、メールのトラッキング、取引のトラッキング、企業インサイトなどの機能がそろっています。「HubSpot CRM」そのものは無料で利用でき、小規模ビジネスでコストを抑えたい場合や、とりあえずお試しで利用したい場合などに便利です。

有料の顧客管理アプリ(CRM)おすすめ11選

1.UPWARD(UPWARD株式会社)

App Storeレビュー UPWARD画面

訪問営業・外回り営業に特化したモバイルCRMの「UPWARD」。UPWARDを活用することで、スマートフォン1つで顧客情報や商談履歴、営業活動報告などの顧客データを蓄積・活用できます。

UPWARDソリューション図

日々入力されるデータは地図上で可視化され、次に訪問すべき顧客が直感的に分かります。いつもの「行きやすい先」ではなく、本当に「行くべき先」へ 、戦略的な訪問活動が誰でも可能です。利用料金はCRM未導入と導入済みの場合で異なります。例えば、CRM未導入の場合、最も手ごろなEssential Planは、1ユーザーにつき月額¥3,800の料金設定です。
より詳細な情報については下記URLからサービス資料をダウンロードいただけます。
資料ダウンロードはこちら

2.Mazrica Sales(株式会社マツリカ)

App Storeレビュー マツリカセールス画面

「Mazrica Sales」は、CRM・SFAツールです。顧客情報や名刺、案件の進捗管理など営業管理に必要なすべての情報を一括管理できる使い勝手に優れたツールです。また、自動文字起こし機能による顧客情報の入力負荷が軽減される機能や各担当の進捗状況を直観的に把握でき、リモートワークを円滑化する案件ボードの機能も備えています。

3.eセールスマネージャーRemix Cloud(ソフトブレーン株式会社)

App Storeレビュー イーセールスマネージャー画面

「eセールスマネージャーRemix Cloud」は、ソフトブレーン株式会社が提供する純国産のCRM・SFAツールです。顧客情報管理や案件管理、日報管理、スケジュール管理など、直観的に使用可能な便利機能を多数搭載しています。ダッシュボードでは商談数や規模、成約率、期間などの項目をリアルタイムで確認し、生産性向上を図ることができます。

4.Knowledge Suite(ブルーテック株式会社)

App Storeレビュー ナレッジスイート画面

「Knowledge Suite」は、グループウェアやCRM、SFA、スマートフォンアプリなどすべての機能を連動した営業DXツールです。テレワークでも営業活動の生産性に支障が出ないよう工夫された機能が揃っています。名刺管理機能では、名刺情報を迅速にデジタル化して会社の資産として管理できるCRM機能に加え、オンラインでの名刺交換機能なども利用できます。

5.Zoho CRM(ゾーホージャパン株式会社)

App Storeレビュー ZohoCRM画面

「Zoho CRM」は、手ごろな値段で導入可能なCRMツールです。初期費用も不要で簡単に運用を開始でき、シンプルな使い勝手と高度な拡張性を備えているため、コストを抑えてスモールスタートを図りたい個人事業主や中小企業に適しています。導入時の支援やスキルアップ、専門スタッフによるトラブル対応など、サポート体制も充実しています。

6.GENIEE SFA/CRM(株式会社ジーニー)

App Storeレビュー ジーニー SFA/CRM画面

株式会社ジーニーが提供する「GENIEE CRM」では、「設定」「入力」「分析」の操作が直感的にできます。コミュニケーションツールや、帳票作成機能、基幹システムとの連携により、営業活動の効率化が可能です。また、カスタマイズ性が高く、ツールや業務フローに合わせた追加開発にも対応しています。

7.kintone(サイボウズ株式会社)

App Storeレビュー Kintone画面

サイボウズ株式会社が提供する「Kintone」は、プログラミングの知識がなくても、ノーコードで顧客管理アプリの作成が可能なツールです。 Kintone CRMは、サイボウズ株式会社が提供するクラウド型CRMサービスです。ノーコード・ローコード開発で、プログラミング知識がなくても、必要なアプリを簡単に作成・運用できます。

8:ホットプロファイル(株式会社ハンモック)

App Storeレビュー ホットプロファイル画面

「ホットプロファイル」は、クラウド型の名刺管理・SFAツールです。新規開拓・名刺管理・営業支援を業務プロセスとして一元化し、営業活動の生産性を高め、売上向上につなげます。名刺のデータ化や人脈可視化、企業属性情報の自動付与など、営業の質向上に便利な機能が満載です。多角的なセグメントで売上を可視化し、売上予測を容易に行えます。企業情報や企業ニュース、メール履歴など、必要な情報も瞬時に把握できます。

9: Sansan(Sansan株式会社)

App Storeレビュー SanSan画面

「Sansan」は、法人向けのクラウド型名刺管理ツールです。テレビCMにも力を入れており、高い知名度を誇ります。100万件以上の企業情報が事前登録されているなど、名刺管理ツールとしてだけでなく、メール配信機能などCRMとして幅広い機能を備えています。営業活動に必要なあらゆる顧客情報を一元管理して活用でき、CRMのSalesforceとの連携も可能です。

10:セールスクラウド(Salesforce)

App Storeレビュー セールスクラウド画面

「セールスクラウド」はCRMの世界トップシェアを誇るSalesforce社が提供するクラウド型の営業支援システムになります。セールスクラウドを通して顧客管理や案件管理、営業活動の分析といった機能が備わっています。また、セールスクラウドはカスタマイズの自由度の高さから中小企業から大企業までさまざまな企業が導入している点も特徴の一つと言えるでしょう。

11:「Microsoft Dynamics 365」 (Microsoft)

App Storeレビュー Dynamics365画面

「Microsoft Dynamics 365」はマイクロソフト社が提供する営業支援ツールです。顧客管理、商談管理、競合管理、競合分析など顧客管理に必要な機能は全て揃っているツールです。また、AIアシスタント機能が搭載しており、メールの返信機能や SharePoint、Outlook、Microsoft Teamsなどのoffice製品から関連情報を取得する機能などが搭載されています。

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顧客管理アプリ(CRM)を導入するメリット

スマートフォンを操作する営業担当者

顧客情報を一元管理できる

顧客管理アプリを導入することで、顧客情報を一括で管理できるようになります。顧客との商談の進捗やコールセンターでの対応状況、営業をかけるまでの経緯など、膨大な情報を一括で管理できます。営業担当者は、担当顧客の履歴を確認し、適切なアクションを考えられるようになります。

顧客満足度の向上

顧客管理アプリに顧客情報が蓄積されることで、顧客の購入回数や利用頻度に応じて異なるアプローチのメールマーケティングを実施したり、離反・休眠しそうな顧客を抽出してリテンション施策を打ったりもできます。また、顧客の状態に応じて施策をその顧客に合った“コンテンツ”や“タイミング”で提供することで、さらに顧客満足度の向上が期待できます。

現場の営業活動を効率化

前述通り、顧客管理ツールがアプリ版に対応することで現場で活躍する営業担当者の利便性が大幅に向上します。例えば、営業担当者が外回り営業終了後に事務所へ戻り、パソコンを通して営業日報や顧客情報の入力をしていた状態が、顧客管理アプリを導入することで、訪問営業のスキマ時間に報告ができるようになります。そのため、営業先から直行直帰できるようになります。

営業DXの促進につながる

顧客管理アプリを導入することで、社内のマネージャー層だけでなく、現場の担当者にもDXツールが浸透します。そのため、会社全体の営業DXの促進にも貢献するでしょう。
関連記事>> 営業DXとは?デジタル化との違いや必要性、導入の流れなど徹底解説

属人化の解消

前述の通り、顧客管理アプリは社内に散在する営業情報をすべて「顧客軸」で集約・管理・活用する仕組みです。営業日報では「頑張っているかどうか」「今どんな案件を持っているのか」は分かりますが、未来に活かせる情報の蓄積にはならず、結局は営業個人が情報を脳内に溜め込んでしまう形で終わります。
しかし、顧客管理アプリを導入すれば顧客情報・営業情報が営業の脳内、「個人」に紐づくのではなく、「会社」に紐づくようになり、所属する誰もが活用できる会社の資産へと生まれ変わります。
これにより、担当変更や退職、新人の受け入れなどによる情報逸失リスク、引き継ぎコストが大幅に削減でき、適切な人員配置が可能になります。
関連記事>> 営業の属人化が起こる原因と7つの解決策を徹底解説

顧客管理アプリ(CRM)を導入するデメリット

導入・運用にコストがかかる

顧客の情報を一元管理できる便利なアプリですが、利用するためにはコストがかかります。もし、まっさらな状態から導入をするとなれば、製品によって異なりますが、導入にかかる初期費用、毎月のライセンス費用(利用料)などが発生します。また、見落としがちなのが、日々の運用に係る人的コストです。
担当者全員が新しいアプリを使えるよう学習し、使いこなせるようにするまでには、時間とリソースが必要になるでしょう。

効果を実感できるまで時間を要する

顧客管理アプリはデータを貯めて分析するための“器”といえます。
そのため、実際の営業活動やマーケティング活動で、十分なデータが集まるまでは、顧客管理アプリ導入したら、翌月から売上○%アップ!というようなわかりやすい結果にはなりにくいです。日々のデータを確実に蓄積する、そのデータに基づいた継続的な活動改善を行っていくことを前提とした顧客管理アプリのため、効果を実感できるまでに時間がかかることが多いです。

顧客管理アプリ(CRM)の選び方

顧客管理アプリを操作する営業マネージャー

データ入力のしやすさ

顧客管理アプリの選定ポイントで最も重視したいポイントがデータ入力のしやすさです。近年は多くの企業が顧客データの活用の重要性に気づき、顧客管理アプリの導入が浸透しつつあります。しかし、多くの企業が顧客管理アプリを導入したものの、社員が営業活動の記録を行わないといった壁にぶつかります。

上記のデータは「営業活動の記録を行わない理由」を当社が独自調査したものです。
この調査結果から、CRMの導入したものの「データ入力の手間が大きい」「データ入力の必要性を感じない」といった現場の意見が数多くあることがわかりました。使い勝手が悪いアプリの場合、営業メンバーごとに使用度や活用スキルに差が生じやすくなるため、情報の質にばらつきが生じ、分析結果の信頼性が低下する恐れがあります。  

顧客管理アプリを選定する際は、現場で顧客情報の入力を行う担当者が使いやすいものを選びましょう。特にモバイル端末で利用する顧客管理アプリの場合、顧客情報の自動入力や音声入力など現場に負荷のかからないような機能を搭載した顧客管理アプリを選定すると良いでしょう。

サポート体制の手厚さ

ベンダー側のサポート体制も、アプリの使い勝手を大きく左右するポイントです。アプリを導入したのはいいものの、活用の仕方がわからない、運用が難しいなどの理由でうまく活用されず、営業現場の行動が変わらなければ、せっかく導入した意味がないと感じるでしょう。サポート体制の充実度はアプリの導入前にしっかり確認しておきましょう。

セキュリティの高さ  

顧客の個人情報を取り扱う以上、セキュリティが万全なアプリを選定するようにしましょう。個人情報の漏洩は会社の信頼性や売上に大きな損失を招きます。特にセキュリティ面が厳しい上場企業、金融・保険業界に携われっている場合は非常に重要な選定ポイントでしょう。顧客管理アプリを選定する際は国際規格である ISMS認証(ISO27001)など情報セキュリティの高い製品を選定するようにしましょう。

データ連携できるかどうか

既に自社で使用している他システムとのデータ連携が可能かどうかも考慮すべきポイントです。データ連携の性能に乏しいアプリの場合、個々のシステムごとに情報を管理する手間が増え、かえって業務が非効率になる可能性があります。データ連携は、業務プロセスが効率的に統合され、情報の一貫性を確保できるのがメリットです。顧客管理アプリ討する際は、名刺管理や会計、グループウェアなど日常的に利用するアプリを洗い出し、それらとのデータ連携が可能かどうか、提供企業側に詳しく確認しましょう。

顧客管理アプリ(CRM)を導入する際の注意点

導入を目的にしない

導入が目的とならないよう注意しましょう。ツール導入は、あくまでも課題解決や経営目標の達成のための手段でしかありません。顧客管理アプリの導入によるゴールを具体化しないままでは、費用対効果が低くなったり、かえって業務負担が増えたりする可能性があります。

現場の使い勝手を考える

現場の使い勝手を考えて導入を決めましょう。顧客管理アプリが定着しない原因の1つがアプリの使い勝手が悪い点です。導入前に現場の声を拾い上げ、ニーズを確認することが大切です。たとえ搭載された機能が魅力的に見えたとしても、実際の使い勝手が悪いとアプリが現場に定着しません。

まとめ

顧客管理アプリを活用することで、日々、顧客と接点を持つ営業担当者の生産性が向上するだけでなく、蓄積された顧客情報から売上向上につながる様々なインサイトを導き出せるようになります。 当社では外回り営業や訪問営業の方にとことん寄り添ったモバイルCRMアプリ「UPWARD」を提供しています。これから顧客アプリの導入を検討されている方はお気軽に当社までお問い合わせください。
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