製造業向けCRM(顧客管理システム)の選び方・5つのポイント 製造業向けCRMの選び方のポイントは下記の5つです。
ERPや在庫管理システムとの連携 モバイルアプリの操作性・使いやすさ セキュリティ性 導入のサポート体制 一部の部門導入などスモールスタートが可能か (1)ERPや在庫管理システムとの連携 製造業向けCRMを選ぶ際の1つ目のポイントは、既存システムとの連携です。製造業やメーカーではERP(基幹システム)や在庫管理システムを導入しているでしょう。既存システムとの連携ができなければ、情報の二重入力が発生したり、システムのメンテナンスが必要となり手間や工数が増えることになります。そのため導入する前にはどのようなシステムと連携できるのかを確認しましょう。
(2)モバイルアプリの操作性・使いやすさ 製造業向けCRMを選ぶ際の2つ目のポイントは、モバイルアプリの操作性や使いやすさです。上述でも触れましたがCRM導入で課題となるのが、営業のデータ入力です。実際にCRM導入企業で営業担当者が活動報告を行わない理由のトップは、「データ入力に関する手間がかかる」という点です。
出典:UPWARD - 営業活動の記録を行わない理由
製造や生産管理部門であれば外出することも少なく、オフィスや事業所にいるため、入力がストレスになることはないでしょう。しかし一日中外出している可能性がある営業の場合は、外出先からでもスマホで簡単に活動報告・受注報告ができる仕組みが非常に重要です。CRMはデータが蓄積されれば分析やマーケティング・営業戦略立案など、非常に便利なツールですが、情報が蓄積されなければ効果を発揮しません。UPWARD のCRMであれば外出先からでもスマホで簡単に活動報告が可能なため、一番の課題である入力の手間・ストレスから解放し、営業データの蓄積が可能です。
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(3)セキュリティ性 製造業向けCRMを選ぶ際の3つ目のポイントは、セキュリティ性です。CRMには顧客の個人情報やビジネスデータといったさまざま情報が蓄積されています。近年のCRMはクラウドサービスが一般的となっていますが、まだオンプレミス型と比較するとセキュリティ面に関する懸念は残っています。そのためセキュリティ面に配慮したCRMベンダーを選ぶのが重要です。例えばUPWARD では情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)という国際標準規格「ISO/IEC27001:2013 / JIS Q 27001:2014」の認証を受けています。オンプレミス製品は初期コストも非常に大きいため、セキュリティ面も配慮されているCRM製品を選ぶようにしましょう。
(4)導入のサポート体制 製造業向けCRMを選ぶ際の4つ目のポイントは、導入時のサポート体制です。CRM導入の初期段階はさまざま要件定義を行い、どのようなデータと連携させるか・どんな項目を作成しカスタマイズするかといった部分も非常に重要です。初期構築の要件定義から、しっかりと寄り添ってくれる営業単担当がつく会社を選びましょう。またCRMは導入して終わりではなく、しっかりと活用ができるよう社内で定着させる必要があります。そのため営業担当やカスタマーサポートが丁寧にフォローしてくれるCRMベンダーを選択しましょう。
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(5)一部の部門導入などスモールスタートが可能か 製造業向けCRMを選ぶ際の5つ目のポイントは、スモールスタートが可能かという点です。製造業でCRMをはじめて導入する場合は、初期から全ての部門で導入せず、試験的運用を行うことも多いでしょう。スモールスタートが可能であれば検証ができることに加えて、初期投資を抑えて導入が可能なため、少人数や一部の部門で導入するといったこともできるのでおすすめです。無料トライアルを実施しているCRMも多くあるため、まずは気になる製品がある場合は営業担当者に問い合わせを行い、トライアルの有無について確認しましょう。
製造業向けおすすめCRM(顧客管理システム)料金比較6選
基本的な表の作成
製品名
初期費用
月額費用
無料トライアル
提供形態
UPWARD
10万円
1,800円/ID〜
ー
クラウド
Salesforce Sales Cloud
お問い合わせ
3,000円/ID〜
あり
クラウド
eセールスマネージャー
お問い合わせ
3,500円/ID〜
ー
クラウド/オンプレミス
GENIEE SFA/CRM
お問い合わせ
29,800円/10ID〜
あり
クラウド
Microsoft Dynamics 365
お問い合わせ
8,125円/ID〜
あり
クラウド/オンプレミス
Mazrica Sales
お問い合わせ
27,500円/5ID〜
あり
クラウド
UPWARD 月額1,800円~・アプリで簡単活動報告・地図上に顧客優先度を表示 UPWARDは月額1,800円/IDから利用ができる、製造業やメーカーに訪問営業に特化したCRMです。取引先情報を地図に可視化し、顧客ランクを設定することで最適な訪問活動を実現できます。
優先度を地図上に表示ができ営業担当がいくべき顧客を可視化し、訪問漏れ・フォローアップ漏れをなくすことができます。重点顧客の設定は各社のロジックを指定できるため、さまざまな企業に合わせて設定が可能です。また大手企業での導入事例も豊富で、株式会社クボタ・ダイハツ工業株式会社など、大手製造・メーカーでも導入されています。導入実績はこちら 。
加えて特許技術である滞在検知機能を活用して、訪問した取引先の活動ログが自動的に生成され、営業担当はスマホから複数回タップるだけで簡単に活動報告の記入が完了します。名刺スキャン機能も実装されるため、名刺情報と取引先の紐付けを行いたい企業や営業担当者がCRM入力を行わずに「データが蓄積されない」といった不安や、課題を抱えている製造業やメーカーにおすすめのCRMです。
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Salesforce Sales Cloud SalesforceSalesCloudは外資系企業であるセールスフォースドットコムが提供しているCRMです。企業規模や業界・業種を問わずさまざまな企業で利用されており、細かな設定もカスタマイズできるため、製造・メーカー企業にもおすすめの製品です。
eセールスマネージャー eセールスマネージャーは継続率95%ほこるCRMで、導入後のコンサルティングも充実しています。業界や業種を問わず5,500社で導入されており、一度の活動報告で案件・顧客情報・予実管理表にデータが反映されます。
GENIEE SFA/CRM GENIEE SFA/CRMは29,800円/月(10ユーザーまで利用可能)と比較的金額が安いCRMです。業界や業種を問わず幅広い企業で利用されており、6,300社以上で導入実績があります。
Microsoft Dynamics 365 Microsoft Dynamics 365はマイクロソフト社が提供しているCRM製品で、ERP機能も搭載しているため、製造業界やメーカーで基幹システムの乗り換えを検討している企業におすすめです。CRM内にアプリが搭載されているため、さまざまな組み合わせで業務効率を高めることができます。
Mazrica Sales Mazrica Salesは月額27,500円~/5ユーザーから利用ができる価格帯の安いCRMです。現場ファーストな思想をもとに設計されており、AIが進行中の案件についてリスク分析や類似い案件の提示を行い行います。OCR機能が搭載されているため、名刺スキャンも簡単に行うことができます。
製造業向けCRM(顧客管理システム)の導入事例 次は製造業でのCRM導入事例について紹介していきます。
(1)クックデリ 活動報告の短縮・効率的な顧客訪問 クックデリは、高齢者介護施設を中心に完調品を提供するメーカーです。「完調品」とは完全調理済みの冷凍食品のことで、クックデリでは料理研究家の監修のもと商品を開発しています。クックデリではUPWARD を導入していますが以前はSalesforceを利用しており、営業担当の入力が課題となっていました。外回りから17時や18時にオフィスへ戻り、そこから入力作業となると、残業せざるを得ない状況で持ち帰って入力している従業員もいました。
UPWARDではスマホからの簡単入力が可能なため、会社に戻らず活動情報の記入ができるため導入をしています。またGoogleマップの地図を利用している・印刷した地図を持ち歩いている方もおり、人によってツールがバラバラでした。UPWARDの地図機能を活用し「新規商談用のマップ・商談進捗のマップ・既存活動のマップ」の3つのフェーズで管理を行い、スムーズな訪問計画を実現しています。
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(2)クボタ 訪問活活動を地図上に可視化 クボタでもセールスフォース・ドットコムのCRM「Force.com」を2016年に導入しましたが、農家さんは通信の整っていない環境にもいるためモバイルでも扱いやすいサービスを探していました。そのためスマホに慣れていないベテランでも、シンプルで直感的に使えるUPWARD を追加導入しています。スマホから顧客情報を参照できるようになり、分厚い地図帳やカタログを持ち歩いたり、マネジメントのために情報を印刷した地図に書き込んだりする作業が不要となっています。
また地図上に重点顧客を可視化することで、優先度付け・活動漏れの防止もつながり、自然災害で農業被害を被った際は、農家の被害状況をUPWARDでいち早く全社で共有し、復旧するまでフォローするといった使い方もしています。
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(3)クレハ ラウンダーの入力業務不可を軽減 クレハでは直行直帰での業務のため、日報や活動の管理には自社向けにカスタムしたシステムを使用していました。しかしシステムへの日報入力時刻が業務時間外になっているケースも見られ、下記のような課題が浮き彫りになりました。
日報を書くのに30分以上かかっているラウンダーが4割近く かつ、自宅に戻ってから入力を行なっているラウンダーが9割以上 一生懸命入力しても、営業からのレスポンスがほとんどない また「文字数を埋めるために文章をじっくり家で考えないといけない」といった不満もありましたが、Salesforceとの紐付けも可能なUPWARD を導入しラウンダーの入力工数を削減しています。
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製造業向けCRMならUPWARDがおすすめの3つの理由 (1)外出先からでも簡単に使えるモバイルアプリ UPWARD はスマホアプリから誰でも簡単に活動報告ができる画面になっており、若手社員だけでなくベテランの方でも分かりやすい直感的なデザインになっています。そのため導入事例の課題にもあったような外出先からオフィスに戻り、PCで報告作業を行うといった手間から解放されます。
(2)滞在検知による活動報告の効率化 UPWARD では滞在検知という特許技術により訪問した取引先の活動ログが自動的に作成され、営業担当者は訪問後にスマホでタップするだけで簡単に報告が可能です。営業の活動報告で時間がかかっている・残業時間が問題になっているといった企業には最適なCRMです。
(3)顧客ランクの可視化による最適な訪問管理 またUPWARD は地図上に取引先情報を可視化・顧客ランクを設定ができるため、属人的な営業活動ではなく、若手社員であっても優先顧客を重点的に訪問する仕組みで運用できます。訪問活動が売上にリンクしていない・属人的な営業活動になっており、若手社員がパフォーマンスを十分に発揮できてないと感じる製造業やメーカーにおすすめです。
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